後輩の盾になる


早いもので、もう医者6年目です。いや、先輩方からしたら「まだ6年目」のが正しいのか…。しかし標榜医もとれ、まだオーベンがつくこともありますが、自分一人で麻酔をかけたり後輩を指導する立場にもなりつつあります。


今まで自分がされてよかったと思う指導、嬉しかったと思う励ましの言葉、ありがたいと思ったフォロー…こういったことを思い出しています。たまに「自分が辛い思いをしたから他の人にも同じ思いを味わってもらう」とかいう人たちがいますが、私にはその思考過程が全くもって理解できません。っていうかそんなことして何の意味があるの?それで自分も相手もいい気分になれるの??


入局早々理不尽な怒鳴られ方をした新人が目を真っ赤にしてどっぷり落ち込んでしまっていたため、慌てて全力でフォロー。せっかく麻酔科が好きで麻酔科医になりたくて入局してくれたんだから、その子が自分から勉強しようと思うような、その子が成長していけるような指導をしなきゃいかんだろ。最初はできなくて当たり前なんだから、次からできるように教えるのが「指導医」の仕事だろうが!!教科書だけで麻酔が完璧にかけられるようになるんだったら「指導医」はいらねぇんだよオォォォ!!


…はぁはぁ、すいませんちょっと興奮して取り乱してしまいました…


とあるオーベンクラスの先生は「いまどきのゆとり世代の子たちを、怒らないように褒めながらうまく仕事してくれるように指導するのはものすごい大変」と言っていました。まぁきっとオーベンの先生方もほんとに大変なんでしょう…私みたいな「それはどうなの?!」と思ったらすぐ噛みつくようなネーベンの扱いなんかは特に…(ちょっと反省


しかしまだまだネーベンでありながら中途半端にオーベン役もやる身としては、うまく上と下の懸け橋になれるよう頑張ろうと思う次第です。