2月6日(土) ファイナルファンタジーオーケストラコンサート


いよいよこのツアーのメインイベント、待望のコンサートです!
ソウルにあるSeoul Arts CenterのConcert Hallにバスで向かいます。
広〜い敷地にホールやギャラリーが集まっています。すごい規模だ。師匠すげぇ。



あれ?塀に見たことあるものがかかってる…



おぉ!Distant Worldsの垂れ幕(?)だー!!感激した親族一同の撮影会が始まる。



しかし敷地内はとにかく広くて立派なところです。いいなぁ〜すごいなぁ〜



Concert Hallの中もすごくきれい。真ん中の行列は物販に並ぶ人々です。開演直前にはものすごい行列ができていました。しかしWappaさんは「TシャツとCDとあと何か1個あったはず」とか言ってましたが、その1個はFF13同梱版のPS3でした。プログラムに期待してたんだけどな…orz つーかぜひ次回はプログラムを作ってください〜〜(懇願



ホールにはFF13のキャラクターたちのパネルが並びます。う〜ん、ゲーム音楽コンサートっぽいぞ。



私たちの席はVIP席で、開演前にサイン会がありました。もう散々お話やらサインやらしていただいてましたが、ここはやっぱりCDにぜひ!ということでばっちり師匠と指揮者のArnie Roth氏のサインをいただいてきました。ありがとうございました!



さて、前置きが長くなりましたが、いよいよ開演です!


1曲目:Liberi Fatali(FF8
コーラス付きのFF8オープニングの曲。演奏が始まった途端に鳥肌が…。オーケストラの後ろにはでっかいスクリーンがあり、美しいFF8のオープニング映像が流れます。あぁ、美しい。しかも今回はばっちり1曲分映像が編集されています。ムービーに合わせて生オケで師匠の曲が聴けるなんてこんな幸せなことはない。


2曲目:VICTORY THEME(FF)
おなじみの勝利のファンファーレです。ゲーム中にそれこそ何千回、何万回と聴くこの曲をオケで聴けるのは楽しすぎる!しかし当然ながらファンファーレなので一瞬で終了。みんな爆笑。いたずらっこみたいな笑顔だった指揮者のArnie Rothさん好きです。


3曲目:To Zanarkand(FF10
言わずと知れた名曲、「ザナルカンドにて」。もともとはFF10のために書かれた曲ではないことでも有名です。始まりの曲でもあり終りの曲でもあるこの曲の音楽と映像が流れ始めた瞬間、数百時間(やりすぎ…)の冒険の旅が走馬灯のように蘇ります。あれからう9年も経つのか…信じられん。色あせない感動に、また鳥肌。


4曲目:Don't be Afraid(FF8
FF8のバトル曲(通常戦)です。これ、映像と曲の合わせ方がニクい!!
最初にイベント戦の前の映像が流れ、画面が歪んで戦闘シーンになった瞬間に音楽スタート!!
うおぉぉ鳥肌が…(再


5曲目:Fisherman's Horizon(FF8


6曲目:Swing de Chocobo(FF series)
待ってましたぁ〜!コンサートで演奏されると一気に場の空気が楽しくなる魔法の曲です。
音としてはFF10のブラスdeチョコボです。観客も大喜びで手拍子が始まります。
曲紹介でのArnieさんの「チョッコボゥ〜!」ってな発音がめちゃくちゃ好きです。
スクリーンには歴代のチョコボが流れます。おおおみんな走っとる。
FF9で動物虐待じゃないかってくらいチョコボに超高速穴掘りをさせたことを思い出します。


7曲目:Dear Friends(FF5
北米ツアーの名前にもなっていたFF5「親愛なる友へ」。ギタリストの方とオケでしっとりと聴かせます。
が、ところどころギターとオケがかみ合わなくなるところが若干気になってしまい…


8曲目:Vamo' alla Flamenco(FF9
TBMでもアレンジされているこれまた名曲。しかしゲーム中ではジタンとブランクのチャンバラとチョコボの穴掘りのミニゲームでしか使われていない。もったいない!という声多し。
しかしここでもギターとオケがずれるのが気になってしまった。もったいない!


9曲目:Love Grows(FF8


10曲目:Memoro de la Stono-Distant WorldsFF11


11曲目:Man With A Machine Gun(FF8
FF8ラグナ編でのバトル曲。相変わらずかっちょええ曲だ。
これまたラグナ達のバトルの映像が流れます。
TBMでのロックアレンジももちろんかっこいいけど、こういう曲がオーケストラでできるってのがすごい。
観客も大喜び!


ここで休憩。Part 1だけでも11曲も演奏されていたのか!楽しすぎてあっという間だったから少ないとか思っちゃってましたよ。続いてPart2です。


12曲目:Opening-Bombing Mission(FF7


13曲目:Suteki da ne(FF10
FF10から「素敵だね」。歌なしのオーケストラバージョンか?まさかRikkiさんは来ないだろうし…と思ってたら韓国版を歌ったイ・スヨンさんがゲストとして登場されました。会場からはわあっと歓声が。
そもそもなぜ韓国版の歌があるのかというと、当時(といっても高々8年前とかですが)はまだ韓国では日本語で歌を歌うことなどが許されておらず、ゲームを販売するにあたっても日本のものをそのまま使うわけにはいかなかったとのこと(師匠談)。イ・スヨンさんはすんごく華奢できれいな方でしたが、歌い方が本当に囁くようで、不思議な魅力はありましたが私はRikkiさんの方が好きだなと思いました。まぁ慣れもあるんだとは思いますが。特に出だしは私が言うのも変ですが、かなりはらはらしました。後半はよかった気がします。


14曲目:New Music Medley(Uematsu) from FFXIVFF14
まだFF13発売からわずかしか経っていませんが、FF14からの曲です。
久しぶりの師匠のFF曲!映像としては公式に載っている去年のゲームショウで流れたものと同じみたいでした。日本語の文字の部分が英語になっていました。
いや〜まだ何も知らないのになんでこんなにドキドキワクワク、そしてゾクゾクするんでしょうね。
映像で世界が広がっていくのに合わせて音楽でもまた世界がわーっと開けていく感じがします。
軽い震えを感じながら「けどオンラインなんだよな…orz」と高すぎる壁に悩みます。


15曲目:Aerith's Theme(FF7
FF7のエアリスのテーマ。師匠のFF曲の代表作でしょう。師匠の顔写真と比べながら「こんな美しい曲をこんなおじさん(失礼)が作ったなんて信じられない!」と思った記憶があります。(師匠ごめんなさいごめんなさいごめんなさい)
クラウドとの出会いから映像で流れ、彼女の運命を振り返ります。けど一応完全なネタバレにはならないよう映像は配慮されてましたね。う〜む、実は細かい。


16曲目:J-E-N-O-V-A(FF7
引き続きFF7からです。Arnieさんの曲紹介で確か投票で上位に入った曲だったとか言ってた気が。(けどやっぱ最上位はビッグブリッヂの死闘と言ってたような言ってなかったような。)
これもかっこいい曲ですね。もちろんTBMのアレンジバージョンもどっちも好きです。


17曲目:Ronfaure(FF11
聴いてると涙がじわ〜っと滲んでくるくらい好きな曲です。FF11プレイしてないのにこの曲を聴くためにサントラ買いました。
静かに始まり、じわじわと静かな盛り上がりと広がりのあるこの曲はFF11のオンラインという無限の世界にぴったりの曲だと思います。けどその中にあるほのかな影がまた引き立て役になってる気がします。またしても鳥肌が…


18曲目:Theme of Love(FF4)
この曲のオーケストラアレンジがものすごく好きです。シンプルな原曲の魅力を最大限に引き出しているというか…。けど本当に切なくて、初めて聞いた時は「愛のテーマってわりにはちょっと暗いよなぁ」などと思っていたのですが、その切なさと開けた明るさが交互になっているのがむしろしっくりくるようになってきたのは年取った証拠でしょうかorz
映像はプレステ版のムービーでした。


19曲目:Opera "Maria and Draco"(FF6
Arnieさんも「We always enjoy playing this music」みたいなことを言っていたような気がします。
が、マリア役のオペラ歌手の方がステージに出てきた瞬間、「マリアじゃないー!!」とか思ってしまいました。スンマセン…。けど「盛ってる」と言えそうな髪形とピンクに黒のレースのドレスがなんともアレでして…(滝汗
しかし日本で行われてるコンサートでもアルバムとかに収録されているものもそうなんですが、なんとなくマリアの声のイメージってもっとソプラノに近い気がしちゃうんですよね。
映像はスーファミ版の映像でした。


20曲目:Terra's Theme(FF6
FF6「ティナのテーマ」です。FF6をプレイする前からずっと好きな曲ですが、プレイしてからさらに好きになりました。っていうか聴くと彼女たちのこれからの大変な運命や冒険を思い出してしまって、おねーさんは涙が止まりませんよ(泣
この曲も原曲はシンプルなのにすごくオーケストラ映えしますね。Ronfaureみたいなじわじわした感動を覚えます。


アンコール:One Winged Angel(FF7
アンコールは定番の「片翼の天使」です。後半はFF7が多かったですが、やはり締めはこれでした。
師匠はコーラスの端っこに行って一緒に歌われていました。身体を揺らしながらリズムとってるー!
実は近くにティンパニがあったそうで、「あの場所オケの音が全く聞こえないんだよ」とおっしゃっていました。へえぇ知らなかった。


こんな感じでコンサートは大盛況のうちに終わりました。ほんっっっとにあっという間でした。
今回は音楽そのものはもちろんのこと、映像が素晴らしかった!
毎回ちょこっとしか流れなかったりして物足りないなーと思うことが多かったのですが、今回はばっちり曲に合わせて曲の長さにずーっとムービーが流れてたりバトルに合わせて曲が始まったり歴代チョコボを見れたりとかなり満足度が高かったです。いや〜よかったです。


芸術の余韻に浸りたかった私はそのあとミョンドンにあるNANTA劇場へ。
相当前に日本公演を見たことがあったのですが*1、久しぶりに見たくなって行ってきました。
やっぱり面白かった!
ツアーの料金はやや割高ですが、とても楽しいのでおすすめです。

*1:その時はステージ上に連れ去られて何が何だかわからないままキャストさんと一緒にギョウザを作りました。