集中治療室

今月からICUにいます。3日に1回当直で、直明けに帰れるわけではないので、その時は約36時間勤務(朝7時半出勤、日中に業務をこなしそのまま当直、翌日も普通に勤務して19時半くらいに帰宅)になります。夜中は急患が来なければ2時〜5時くらいまで(電話はちょくちょく来るけど)とりあえずベッドに入ることはできます。


このくらい特記すべきことないと思っていたけど、やっぱり文字にして書いたり他の業種の人たちと話をしたりすると、ちょっと異常だよなぁ…と思ったりします。もちろんそれ以上の勤務をされているドクターもいるのは重々承知ですし、他の業種の方々でもそれ以上の拘束をされている方はいらっしゃるとは思うのですが…けどやっぱり人間どんなに頑張っても疲れることはあるし、そういう状態になってしまうことを許してほしいのです。


とはいえ5年目ともなると研修医とは違って看護師さんにもそれなりに信用してもらえるし、適度に手を抜くこともできます。実は結構充実していて、ちょっと楽しかったりもします。


学生の頃はICUといったら死にそうな患者さんばっかりかと思っていましたが、実はそんなでもなくて「死なないようにICUに入れる」わりと元気な患者さんもいたりします。ちょっと暇なときもあるのです。


もちろん本当に死にそうな患者さんもいますが、奇跡的に復活する方もそれなりにいて、そんなときは「あー医者やっててよかった」などとうっかり思ったりもします。


けどやっぱり医者の良心に頼ってちゃだめですよ。精神論でなんとかなるもんじゃないです。私が途中でだめになったら年下の子たちにも、オーベンの先生たちにも多大なるしわ寄せがいってしまうため、絶対に風邪ひけない。体調悪くなれない。具合悪くなれない。


悪化した坐骨神経痛と肩こりを湿布とNSAIDsでごまかしながら過ごす毎日です。