当直

救命救急センターの何が大変って、当直が2日ないし3日おきにあることです。

最初に研修医同士で相談して予定を組んだら最後、ほぼ変更不可能となってしまいます。なぜなら誰かと変わろうと思うと自分もしくは相手が連直になってしまうから。


この週末は連休だったということもあってか、とにかく凄まじい数の急患が入りました。それまで比較的穏やかな日々をすごしていて「なんだか病棟がガラガラだねぇ」「ほんとのんびりしてるよねぇ」なんて言ってたのが悪かったのか、一晩あけて朝病棟に行ったらベッドがほぼ埋まっているという状況で、本気で度肝を抜かれました。

そして医師室には死に掛けた研修医たちの姿が・・・

しかしたとえ彼らが倒れたとしても、病棟はベッドがいっぱいなので入院はできません(酷


私は昨日日当直(朝8時〜翌朝8時まで救急車が来たり病棟で何かあると呼ばれる)だったのですが、朝5時までほぼノンストップで走り回っていました。一応途中16時頃にお昼ご飯(レンジでチンするレトルト食品)、0時頃に晩ごはん(レンジでチンするレトル(以下略))をかっ込む時間はあったのですが、トイレもダッシュで行かなければならないような状態でした。朝の3時くらいまではなんとか普通にいられたのですが、4時を過ぎたらさすがに眠気と疲れがピークに達し、指先が震え始めました。あぁもうこんな生活嫌だ・・・と思っていたら、一緒に当直していた同期の女の子が「私、人生間違えた気がする」と言い出しました。「私も、間違えた気がする」と、返しました。お互いそれ以上は語りませんでした。でも女医さんなら(別に女医さんじゃなくてもいいんですが)多分一度くらいはこう思ってしまったことはあるんじゃないかと思います。

しかし今はそれどころじゃありません。眠いけど、寝たいけど、寝たら最後起きれない自信100%!!なのでこのまま朝のプレゼンまでに入院さんのカルテと亡くなっていった人のカルテを書かなきゃいけない・・・でもその前に最初に入院した人の病態が全く分からん・・・ちゃんと考えなきゃ・・・教科書教科書・・・とか思ってる間にも救急車は来るし、そうこうしてる間に朝の採血の時間になっちゃうし、採血の結果が出たら出たでプレゼンまでに評価しなきゃいけないし、さらにそれをカルテに書かなきゃいけないし・・・というわけで結局当直室に足を踏み入れることなく一夜を明かしたのでしたorz

8時きっかりに同期に当直PHSを「あげるー!!」「いらねー!!」とか言いながら引継ぎ、やっとじっくり患者さんと患者さんのデータと向き合えるようになります。処置をしたり点滴をいじったり書類を整理したりしてる間にあっという間に夕方になり、またカルテ記載の時間がやってきます。パソコンに向き合って、データのアセスメントと、そこから今日やったことの・・・整理・・・を・・・

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・・・・・・・・って意識飛んでるし



オーベンにばっちり見られ、「早く帰れ〜」と苦笑いされましたorz

今日はもう寝ます。おやすみなさい。明日から平日・・・ちょっとホッとします。