久しぶりに同期の子たちと部屋飲みをしました。


「追い詰められると『死んで楽になるなら・・・』と思うこともあるよね」という話が出ました。なぜかみんなこの話についてこれます。

同情を得ようとしてるわけでも賛成してほしいわけでもありませんが、私自身も実際「薬なら手に入れようと思ったらいくらでも手に入るし・・・」とそれなりに具体的に考えたことがあります。「自分ひとりの命じゃないんだから」とかいう大人がものすごく憎く思えたこともあります。(今でも思いますが。)

同期の友人も言っていましたが、自分に余裕がなくなると患者さんにやさしくなれなくなり、そんな自分は医師に適してないと思い、それが発展して人として存在してはいけない気になり、自分自身を消し去りたくなってしまうのです。追い詰められると「死」以外の選択肢が見えなくなります。職業を変えるとか、転校するとか、それは多少余裕がある場合にのみ見えてくるものです。そんな余裕がある場合は実際に死ぬという行動には移りません。私は、多分、どれだけ追い詰められてるとか言ってもまだ多少なりとも周りを見る余裕が残っていたので、今こうやって生きてるんだと思います。

いまだに・・・というか時が進むにつれて私は医師として適してないと思うことが多々あります。でもそんな私でも「あなたがいい」と言ってくれる患者さんはいます。弱いからこそできることもあると思います。(別にみんなが弱くある必要はもちろんありませんが。)だから辞めずに続けています。

心筋梗塞後で安静度を守れなかった患者さんに「くおらあァァァ歩いちゃだめだって言ったでショーがアァァァ!!!あwせdrftgyふじこ(←詳しく書けない)」と休日の朝から看護師さんもドン引きの厳しい説教をするような私がこんなこと考えてるなんて誰も思わないんだろうなぁ。まぁそのほうがいいけど・・・

誰になんと言われようと、同じ体験をしている同期との会話は大事です。酔っ払ってはいましたが、お互い「いや〜ほんと同期に恵まれてると思うんだよ〜〜」などと褒めあったのはそれなりに本心だと思います。


今日は薬なしでも眠れそうです。明日 (もう日付は今日だけど)からまた頑張れそうです。頑張ります。