ただいま

朝から晩まで文字通りお祭り騒ぎだった1日が、終わった。


入学した当初は入学したということで頭がいっぱいで、「卒業」なんてミジンコのシッポほども考えたことはなかった。ただひたすら前に向かって進むしかなくて、この日々が終わるなんて考えたこともなかった。とにかく無我夢中で、あっという間に過ぎていった日々だった。気付いたら6年になっていて、気付いたら卒業することになっていた。


やはり、6年間は、短かった。



無事6年間を過ごせば「医学部を卒業する」ことは当たり前で、そのため当初あまり深く考えていなくて、ただひたすら当日の予定(着付けとか雪とか)のことばかり気にしていたんですが、式が進行し、酒を飲み、先生方のありがたいんだかなんだかよく分からないお話を聞き、酒を飲み、騒ぎ、写真を撮り、酒を飲み、はしゃぎ、そしてふと「あぁ『みんな』でこうやって集まることはもうないんだな・・・多分、一生ないんだな・・・」と思うと不覚にも涙が出そうになってしまいました。


やはり、6年間は、長かった。






いい思い出も悪い思い出も、いまや全て、いい思い出だ。