2004年10月21日(木) 脳内メモリがいっぱいです。

公衆衛生が苦手です。何が苦手って暗記が苦手なんです。

興味がないわけではないし実際すごく大事な分野なのは重々承知しているのですが、医の倫理、保健・医療・福祉・介護の仕組み、予防医学、人口統計と疾病統計、疫学、母子保健、高齢者保健、感染症関係、医療法・医師法・刑法といった法律関連・・・と覚える量が膨大すぎて、途方にくれてしまうのです。

医の倫理では未だにジュネーブ宣言、ヘルシンキ宣言、シドニー宣言、マドリッド宣言、リスボン宣言、ベニス宣言、アルマ・アタ宣言のそれぞれの内容がごっちゃになります。

疫学では罹患率、累積罹患率、有病率、死亡率、年齢調整死亡率、致命率、合計特殊出生率、純再生産率らへんの計算方法が分からなくなります。

法律もややこしいです。初めて学んだときに私が一番「へえええ〜〜」と思ったのは「応召の義務」です。医師法第19条では医師は診察や治療を求められた場合には、正当な理由がなければこれを拒んではならない、と定められています。その「正当な理由」の中には「診察時間外であること」「医療費が未払いであること」「専門外の疾患であること」などは含まれません。つまり「もう診察時間が終わっていますから・・・」「お金を払っていただけないようですから・・・」「私はその分野のことは専門でないですから・・・」と言って診察を断ると法律違反となってしまうわけです。




よく「体の構造とかって複雑だし、覚えるの大変そう〜」と言われるのですが、何気に肉体から離れてこんなこともやっているのです。