2004年5月19日(水) お産がたくさん

週末はお産が6件もあったそうです。
嵐の前の静けさってのは本当だったようです。

今日はPM on call のカイザーが1件。5年生が手洗いで入ることになったため、その男の子に帝王切開の適応だの開腹方法だのを教えてあげていました。
うーん私もだいぶ成長したもんです。
最初の頃は先生にめちゃくちゃ言われてたけど、ここ1週間くらい全く怒られてないし。飛んでくる質問にもだいぶ答えられるようになり、カルテや温度板もだいぶ読めるようになりました。

産科のカルテは英語とドイツ語と日本語のチャンポンで、正直暗号です。しかも略語だらけなので余計にわけがわからない。
主訴に「klage frei」、所見に「ut. cont.(-)、Cx20mm、EL(-)、PTD(-)」、計画に「経過観察」・・・
正直初日は「あははー『経過観察』しか分かんねー」という感じでした。

カイザーは突然先代の教授がお越しになりオペに入られる、などという先生方にとっては超びっくりなことがありましたが、普通に無事終わりました。そして午後は経産婦さんのお産が2件。どちらもかなりスムーズでした。そのうちの一人に至っては、

「あーだんだん張ってきた。痛いー!!でもまだ産まれないわ。こんなもんじゃないもの!」

とプロっぽい感じでなんとも頼もしい方でした。
汗を拭いたり腰をさすったりくらいしかできませんでしたが、それでも患者さんは「ありがとう〜」と言ってくれました。

でもお礼を言いたいのはこっちのほうです・・・
学生のお産見学に同意していただき、本当に本当にありがとうございます。
この経験は絶対に無駄にはしませんよっ!!