忙しさに比例して増えるもの

それはアルコール。
もともとそれなりに飲めたのが、さらに強くなった気がします。


いやはやこの1週間の忙しさは尋常じゃありませんでした。
といってもまだまだ忙しさのピークの範疇にすら入ってないのが恐ろしいのですが・・・でも間違いなく今までで一番寝れなかった時期だと思います。まぁ多分すぐにその記録を更新すると思うのですがorz


朝7時くらいからダッシュで採血し(本当は6時半くらいに行ければ楽なんですが、最近起きれないから無理)、CCUと病棟の指示出し、処方、入院さんの準備などをやってからカンファを経てオペ室へ。麻酔科の先生がCVカテとSGカテを入れてくれてる間に採血結果をチェックして、病棟にPHSで遠隔指示出し。オペが15時くらいに終わって脱水と低血糖でふらふらになりながら(←朝ごはん食べてないから)CCUに入室し、採血指示出しなど色々やって落ち着いたらやっとこさごはん休憩。はーもう17時か・・・さてそれでは今日入院した3人の患者さんとこにでも行きましょうかね・・・その他の術後の人達も元気かねぇ・・・と思いながら席を立った瞬間、「AAAのrupture来るから今すぐ救急部来て!血圧60台でショック状態らしいんだわ」なんて電話がorz


自分も意識を失いそうになりながら救急部へ行き、さくっとA-lineを入れて「おお〜さすが3年目!」とやじをとばされながら患者さんをオペ室に担ぎ込み、なんとか手術を終えて(といっても私は吸引+α程度しかできません。せっかく人工血管と血管縫うチャンスもらったのに遅すぎて途中で取り上げられましたorz)、再びオペ室を出たのが22時。結局新患さんにも受け持ち患者さんにもろくに会えず。オペ室でシャワーを浴び、病院から3分のところにある自宅に帰る気力(と時間)もなくし、CCUのソファーで1〜2時間の仮眠を取る日々。次の日最低限の化粧で病棟に出たら「先生、大丈夫?忙しいのね・・・」と患者さんに同情されました。ちなみにオペがない時にのんびりゆったり回診しながら丁寧に診察して検査結果なんか説明してると「あらまー先生今日は手術なくて暇なんかい?」とか聞かれます。暇じゃねーよ!!でも回診楽しいからついうっかり時間かけちゃいます。患者さんとしゃべるのがほんと楽しいです。「先生から元気をもらってるんだよ」なんて言われるとちょっとウルウルしちゃいます。データ見るのも大事だけど、顔色見るほうがずっと色々分かる気がします。一見くだらない話してる間に意外なことに気づくことも多いし。


でもみんな「結婚しないの?なんで??」とか聞くのはやめて・・・今の正直な気持ちとしては「結婚する暇あったら寝る!!」ですからorz


そして一通りのことを終えて、よーしカルテ書いたら帰ってねるぞーとか思ってたら「今から飲みに行くぞ!!」とのオーベン指示が。ふざけんな!!あたしゃ家帰って寝るんじゃボケ!!と思って「行きません!家帰って寝ます!!」と言ったら「そんなん許さねえ!今すぐ来い!!」と・・・。なんというパワハラ!!しかし飲むのはそれなりに楽しいのであっさり同意してアホみたいに飲んでから帰ります。酒が飲めるってほんと助かる。楽しいし。でも心外に来てから体重増えたのなんて多分私が初でしょう(恥


そいや、この1ヶ月の間に一度だけ「飲む暇あったら寝ればいいのに」とオーベンに言ったことがあります。返ってきた答えは「飲まなきゃやってられないんだよ」。それからずっと誘われたら一緒に飲むようにしています。どんだけ仕事が残ってても眠くても、断らないことにしています。


心臓血管外科はたった3ヶ月しかいません。もうすでに1ヶ月が過ぎてしまいました。多分院内で一番忙しい分野と思われますが、たとえ寝れなくても、やめたいとかもういやだとか思ったことはこれっぽっちもありません。むしろ楽しいです。もっとやりたい。知りたい。勉強したい・・・力不足なのは自覚していますが、がんばります。