マルク

血液内科で切っても切り離せない検査、骨髄穿刺(「マルク」と呼ばれるやつ)ができるようになりました。


が、いまいちコツが分かりません。


骨髄を引くときに痛いらしい(っていうか患者さんが実際痛がる)ので「引っ張られるような感じがして痛いですよ」と処置前に患者さんに言うのですが、実際どう痛いのか、どのくらい痛いのか、引っ張る瞬間が痛いのか、それとも引っ張られてる間中痛いのか、陰圧をかける度合いによって痛みが変わるのか、それとも変わらないのか(だったら陰圧をちゃんとかけたほうがいい検体がとれる)、そこらへんがいまいち分かりません。かといって患者さんに根掘り葉掘り聞くのもどうかと思うし・・・


というわけで実際自分がマルクをやられてみることにしました。手っ取り早いの万歳。


「病気じゃないのに・・・」「女の子なのに・・・」という声も聞かれ明らかに変人がられましたが(自分でもよくやるなぁとは思います・・・)、自分で準備をして上の先生にお願いしてやっていただきました。胸骨と腸骨どっちがいいか聞かれたので迷わず胸骨を選びました。(胸骨でやるほうが圧倒的に多いので。)


感想は・・・


いやー・・・痛かったですorz

皮膚と骨膜は麻酔してもらうんですが、やはり骨髄を引くときに激痛が・・・orz

だいたい想像していたような感じだったのですが、数日後にもまだ痛みが残るというのは想定の範囲外でした。かがんだり横になったりすると、痛い。患者さんはみんな穿刺後30分くらいで病室に行くと「もう大丈夫ですよ」とか言うのに・・・ほんとは我慢してるんじゃないの?

マルク針を刺すとき、私はちょっとでも痛いと言われるとビビって麻酔をやり直したりしていたんですが、痛がりさん(私とか)にはある程度しっかり麻酔をした後ならばむしろ多少痛いという言葉を無視してでももっと手早くちゃっちゃっと終えたほうがいい気がしました。何がなんだか分からないうちに終わったほうがいい・・・

ひとつ残る疑問が、人によって痛いという人と痛くないという人がいるということ。やり方によって違うのか、それとも単なる個人差なのか・・・



さすがに1回だけだと完全に謎は解けませんでしたが、それでもやってよかったと思います。もうやりたくないけど。(けど患者さんは月1とかでやってる。)