用語解説

大きな病院では患者さんは大抵医者数名で構成されたチームで診療しています。

  • オーベン:ドイツ語(のはず)。指導医のこと。チームで一番上の先生のことが多い。
  • チューベン:造語?「大ベン」に対する「中ベン」。中堅どころの先生。
  • ネーベン:教わる側の人間。

オーベンの先生は結構偉い先生のことが多くあまり病棟にいなかったりするので、ネーベン(研修医)が直接色々教わるのは5〜6年目のチューベンの先生のことが多いです。

  • サマリー:summary、要約のこと。退院サマリー(患者さんが退院すると作る、入院中の簡潔なまとめのこと。病院の事務上必要だからやるけども、他の医師が記録を参照するときに役に立つものでもある)や中間サマリー(特に長期の入院患者さんの時に作る。科によっては週間サマリーといって、毎週その週に起こったことなどのまとめを作ったりもする)がある。
  • カイザー帝王切開(略して帝切)のこと。英語ではCaesarean section。「c/s」とか書いたりする。ローマ皇帝ジュリアス・シーザーがこの方法で生まれたことに由来するとか言いますが、本当なんすか??
  • ルート:「ルートをとる」≒「点滴を入れる」。輸液を入れる経路を確保する、という意味で使われている(はず)。手術をする場合などは必ず術前にルートをとってから手術を始めます。何かあってもすぐに輸液や薬剤を点滴でそのルートから入れることができるからです。