今日はローテンション

病棟は、落ち着くどころか次々と母体搬送や外来からの陣発が入院してきて、今本当にきつい状態です。あまりな現状に誰もがイライラしていて病棟の雰囲気はあまりよくありません。これ以上波風立てないように気をつけてはいたのですが、それでもいつもはやさしいオーベンや看護師さんに理不尽に八つ当たりされて、今日は精神的に疲れきってしまいました。それに加えて研修が始まってたった2週間で5年目の先生と同じようにできないことくらい頭では分かってるけど、なにかと「できない」ことにイライラしてしまい、「早く帰りたい」と初めて思いました。


そんなわけでオーベンもチューベンも全く手が空かないので、今日は初めて一人で夜のラウンド(回診)をしてきました。上の先生についていくだけのいつもと違って、自分が好きなように患者さんと話ができるのは気持ちよかったです。朝採血をした人はその結果とそれに伴う今後の治療のことをお話して、産後の人は痛みがひどくないかなどを聞いて回りました。聞かれたことには分かっている範囲のことをできるだけ患者さんが知りたいだけ詳しくお話しました。話し終えてから患者さんが満足げな顔をしてくれると本当に嬉しいです。


私は患者さんと話をしている時に質問をされるのが好きです。患者さん自身のこと(病状とか検査結果とかこれからの見通しとか)はもちろんですが、私のことを聞かれるのも好きです。私自身「医者の世界ってどうなってるんだろう」とずっと疑問に思い続けてきたので、それをバラせるのが楽しいのです。


最近朝の採血の時によく聞かれるのが「先生はいくつなんですか?」と「朝何時に来てるんですか?」の2つ。どちらに対しても別にうそを言う必要は無いので「24でーす」とか「朝病棟に着いて最初にやることが採血なんで、ついさっき来たばっかですよー」とか言います。そこから話が広がってしまって採血が微妙に滞るときもあったりなかったりします。でも楽しいからいいのだ。


今いる患者さんの一人でなんとなく雰囲気が他の人と違う人がいて、その患者さんのところに行くとちょっとほっとしたりします。でも今日は「どーですか?」と話しかけたら「私は大丈夫ですけど、先生はだいじょぶなんですか?なんか疲れてないですか??」と逆に心配されてしまいましたorz 顔に出ちゃってたのかなぁ・・・半分以上マスクで隠れてたはずなのに・・・とりあえず「そそそそんなことないですよおおお〜〜」とか言いながら思いっきり動揺してみました。


その後カルテを書いていたらまたしてもちょっと嫌なことがあって、どよ〜んとしながら研修医部屋へ撤退。すると何度か話したことがある2年目の研修医の先生が話しかけてきてくれて、なんか明日遊びに連れてってもらうことになりました。いい気分転換になると思ってなんも考えずに行くって即答してしまったけど、よかったんだろうか・・・






・・・ま、いっか(ぇ