Dear Friends〜Music from FINAL FANTASY〜

nami_ikeda2005-03-22


GDC初日の3月7日にサンフランシスコで開催されたファイナルファンタジーの音楽のコンサートに行ってきました。前後の話はこちらをご参照くださいませ。

MCがどこで入ってたか忘れたので、曲紹介→MCの順で書きます。

1月のTBMライブで師匠が海外コンサートでの感動の様子をお話されていたので、ものすごい期待して会場入り・・・する前に、坂にやられました。会場まで歩いて行ったんですが、その途中にかなりデカい坂がありまして・・・「誰だよこんなとこに街作ったやつぁ(怒」とか言いながらやっと到着。画像は別の時に撮ったものですが、景色はすごくキレイなのです。

会場は毎度のことながらすごい人でごった返していました、そんな中になんとエアリス発見!!

すんません、服の色でなんとか判別してください・・・orz 他にも衣装がかなり忠実なスコールやキロスと思われる人物、リノアもいました。う〜んすごい。何がすごいって見た瞬間キロスがちゃんと分かった自分がすごい。

ホールは超満員。中国系と思われる人がかなり多かったです。私たちはバルコニーの真ん中からちょっと横にずれたあたりの席。1階席はほとんど見えなかったのですが、舞台はいい感じに見えます。そして周りの人たちは楽しげに写真を撮りまくっています。・・・って外に「NO PHOTOS IN THE HALL」ってでっかく書いてなかったか?しかし会場のスタッフも全く注意しない。い、いいのか?いいのか??いいならオイラも(以下自主規制

開始時刻を過ぎて「まだかなーまだかなー・・・」とドキドキしながら待っていたらやっと舞台が暗転。と同時に


ウオオオオオオオオ!!!!


という大歓声とともに大拍手が。す、すごい!みんな楽しみにしてたんだな〜・・・まだ始まってないのにすでにちょびっと感動。と同時にあまりの迫力に軽く度肝を抜かれる。

1曲目:Liberi Fatali(FF8

オープニングを飾るのはFF8のこれまたオープニングで流れるこの曲。何度聞いてもぞくぞくする曲です。そしてオーケストラの後ろのスクリーンにはFF8のムービーが!!興奮する会場、盛り上がる曲。す、すばらしい〜!しかも今回は音がすごくいい。ステージからの音が束になって自分に向かってくるような感じで、今までのコンサートの中で一番いい音かも・・・ってくらいです。感激。

2曲目:Zanarkand(FF10

細○数子さんの番組で流れまくったことでイマージュ・アムールにも収録されたことで有名なFF10のオープニングで流れる切ない名曲、「ザナルカンドにて」。ユウナの異界送りのムービーも流れ、「あ〜アイテムコンプ、アビリティコンプ、イベントコンプ、スフィア盤改造、その他もろもろ頑張ったなぁ・・・」と感傷に浸ります。

3曲目:Terra's Theme(FF6

FF6の「ティナのテーマ」(海外版ではティナはTerraという名前になっている)です。FF6未プレイでも淡々としたリズムと抑えた曲調が切なすぎて・・・(泣 この曲は海外では相当な人気があるようで、直前に入ったMCで曲紹介がされるとものすごい歓声が起こりました。オーケストラ栄えする曲だよな〜と思うのですが、1月のライブでのMuZikさんのテクノポップアレンジもよかったことを考えるとやはりもともとの曲が素晴らしいという結論に。・・・って当たり前のことを偉そうに言ってすんませんorz

4曲目:Theme of Love(FF4)

なんて美しい曲なんだろう・・・オーケストラコンサートの定番となりつつある「愛のテーマ」。中盤〜後半のストリングスの流れるようなフレーズでいつも深呼吸したくなります。っていうか実際します。師匠の音楽は深呼吸したくなるものが多いです。私だけ??

5曲目:Dear Friends(FF5

このコンサートツアーのタイトルにもなっている、FF5の「親愛なる友へ」です。この曲ではギターソロのおじさま(おじいさまに近い)方がいらしたのですが、その方の弾き方が危なっかしくて・・・ものすごく真剣に譜面を睨み、必死に指先を眼で確認し・・・テンポもギリギリまでゆっくりで、オーケストラが一生懸命彼に合わせていた、という感じ。いつミスるか、いつオケに置いていかれるか、と心配で気が気じゃありませんでした。気のせいか?私の思い過ごしか?と思ってたのですが、そうじゃなかったと思います。

6曲目:Vamo' Alla Flamenco(FF9

FF9の冒頭のジタンとブランクのチャンバラ、そしてチョコボの穴掘りの曲です。しかしこの曲でも前の曲のギターソロの方が演奏されていたのですが、Dear Friendsよりえらいことになってた気がします。途中から消えてた気が・・・ でも個人的にはこの曲大好きなので曲目に入っててうれしかったです。ロックアレンジとはまた違ったよさがありますね。ハマダマサヒコ〜!  って分かる人いるんかい、このネタ・・・

7曲目:Love Grows(FF8

FF8のとあるイベントシーンで流れる曲。「Eyes on Me」のアレンジ曲・・・と言ってしまっていいのか分かりませんが、明るくて開放的な美しいメロディーがステキです。


ここでIntermission。30分くらいありました。

8曲目:Aeris's Theme(FF7

・・・とプログラムには書いてあったのですが、Aerithの間違いじゃ??MCで曲紹介がされると会場全体が揺れるほどの大歓声が起こりました。す、すごい!!「エアリスのテーマ」は日本でも人気曲の1つですが、海外でも人気の高いことを実感。つーかあまりの歓声に思わずバルコニーが落ちるんじゃないかと思ったくらいでした。曲が始まり、スクリーンにはムービーが流れます・・・セフィロス。むむ?なぜにセフィロス??まー確かにセフィロスも重要人物の一人だけど、ここはやっぱエアリスのがいいんじゃないかしらん??と思ったらやはり本来はそうなるはずだったようです。ま、たまにはこんなこともありますわな。

9曲目:Not Alone(FF9

FF9の中でもかなり人気の高い曲である「独りじゃない」。ゲーム内でのシーンが蘇ってきます。この曲はオケで初めて聴くわ〜・・・とか思ってたら去年のツールドジャポンで演奏されていることが判明。ファン失格orz まぁあの時は諸事情により舞い上がってわけ分からなくなってたからってことに・・・と分かる人にしか分からないネタ(分かる人は約3名くらいか?)を振ってみたりして。それにしてもお恥ずかしいやらなんやら・・・申し訳ございませぬorz

10曲目:Ronfaure(FF11

FF11は未プレイ(やったら人生破滅する)ですが、とても好きな曲です。初めて聞いたのが去年のツールドジャポン(多分)。次に聞いたのが1月のライブのMuZikさんによる演奏(多分)。スクリーンにはオープニングの映像が流れていました。20020220で見た以来です。懐かしいなぁ・・・帰国してからFF11のサントラの封を切って(サントラは一応持っていたのです。もち限定版&通常版両方(汗)、初めてオリジナルバージョンを聴きました。いい曲だ・・・

11曲目:FINAL FANTASY I-III Medley(FF1〜3)

20020220やツールドジャポンで演奏された「FF1〜3メドレー」と同じものです。FF1のメインテーマ(フィールドの曲)は明るくて前向きで大好きだし、反乱軍のテーマ(FF2)は相変わらず震えがくるほど素晴らしいし・・・そしてこのメドレーにはチョコボのテーマも入っているのですが、そこに差し掛かると会場は大喜び、大歓声が起こり、なんと曲中にもかかわらず大喝采が起こりました。これには私も妹も大ウケ。「うおおお曲が聞こえん!だまらっしゃーい!」と思いつつも日本でこんな反応があったことはなかったし、なんかほんと面白かったです。「反応がある」というのはいいことだな〜と実感。

12曲目:New Melody from FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN

P900iVにも内蔵されていて去年のツールドジャポンでも演奏された曲です。静かでキレイな曲。私の中では、暗い廃墟にやわらかな朝日が差してくるイメージです。多分一時期目覚ましに使っていたからだと思います。ってどーでもいーですね。すみません。さてこの曲もMCで「FF7ACからの〜・・・」と曲紹介がされた時にものすごい歓声が起こりました。FF7ACが海外でも期待されてることが実感されます。私も期待してます。早く見たいよぅ〜関係者さま〜と小声で催促してみたり(笑

13曲目:FINAL FANTASY

ファイナルファンタジーのテーマです。曲紹介がされ、さぁどんだけ歓声が起こるのか?!・・・と思いきや、むしろシーンとなってしまいました。な、なぜ?!みんなの頭の中で曲名と曲自体が一致してないのか?!日本でこの曲が紹介されると大歓声が起こるのに・・・いやはや摩訶不思議な気分を味わってしまいました。

ここで一応終わりなんですが、もちろんアンコールがあります。ノビヨ師匠が舞台で「みんなもっと聞きたい?んじゃちょっと待ってて、交渉するから・・・」と指揮者のArnie Roth氏に話しかけ、ポケットからお札を出してRoth氏に渡します。二人はがっちりと握手し、無事交渉成立(笑 アンコールを聞くことができました。

実は↑のやり取りの間にコーラスの人々が出てきていたため「もしや・・・もしやアレをやるのか?!」とドキドキワクワクしていたらやっぱりきました、片翼の天使」!!!演奏が始まり曲が判明した瞬間、会場はほんと崩れ落ちるのではないかと思うほどの大歓声に包まれました。立ち上がって喜ぶものあり、こぶしを突き上げて叫ぶものあり。もうえらい騒ぎです。師匠が登場したときに次ぐ勢いだったと思います。スクリーンにはセフィロスの映像が流れ、会場は興奮の渦に巻き込まれます。んも〜この曲をアンコールに持ってくるなんてニクい、ニクいよぅ〜!!!


曲目はこんな感じで、とにかく大盛況のうちに終わりました。

ノビヨ師匠のMCとか

さて肝心のノビヨ師匠なのですが、なんと1階の客席でご覧になられていました。もちろん師匠が出てきた瞬間会場は総立ちで拍手喝さいの大騒ぎ。作務衣姿だったため、周りで「He's wearing traditional clothes!」という声が聞こえたりもしました。

師匠がステージに上がった時もすごかったです。な、なんだこの熱気は・・・あまりにすごいので師匠が一生懸命観衆を静めます。

まずは師匠のご挨拶。


師匠「えーみなさん、こんばんは。アーノルド・シュワルツネッガーです!
観客「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


ななななんだこの沈黙は?!初っ端からこのスベり具合はいかに?!・・・と思ったらみんな通訳しないと分からないんですよね。通訳の方が「My name is ・・・」と言い終えると会場大爆笑&大拍手。

・・・なぜかほっとしました・・・

その後妹と「今日は『どこから来たのクイズー!』とかは・・・やらないよねぇ」なんて言っていたらなんとやっていました(笑 今までは会場から近すぎて何もいえませんでしたが、今回は胸を張って遠くから来たと言える!!・・・と思っていたら先に他の方に「東京から来た」と言われてしまいましたorz 2階席から「ザナルカンドから来ましたーー!!」とか叫んどけば怪しい人になれたこと間違いなかったのですが、かき捨てるにはでかすぎる恥だったのでやめときました。

しかし結構海外から来ていた人もいらしたようで・・・とはいえ1階席のあるエリアでは師匠が質問すること全部に反応していたようで、近場からだんだん遠くなって最後に「海外から来た人〜」の質問をした直後、再度拍手して騒いでいたそのエリアに向かって


師匠「ほんとかよっ?!」
通訳さん「Are you sure?」


で、またしても会場大爆笑。


師匠「だって質問すると全部『イエ〜イ』って答えるんだよ〜」


ちょっと面白かったです(笑

他には他の都市(シカゴ、ロス)でも公演を行っていることなどを話されていました。

そしてその間、客は写真は撮るは携帯で師匠のMCは録音するわ、やりたい放題でした。(ちなみに遅刻してきていた人も相当いました。)が、司会者は「Please, everyone, no flash photos〜!」と言う程度でした。つーことはあれか?フラッシュたいてなければ写真とっていいのか??いいならオイラも(以下再度自主規制

コンサート全体としてはもうとにかく「観客参加型」という感じで、みんなわーわー騒いでいました。でも不思議と「うるさい」というわけではなく、ほんと「盛り上がった」という感じでした。映像もたくさん流れていて嬉しかったです。でも映像はどれも最近のFFのムービーだったので、SHIBUYA-AXでやった最初のライブの時のようにファミコンスーファミ時代の映像も流して欲しかったなぁ・・・


なにはともあれ、ほんと楽しかったです。国内・国外問わず、またぜひ行きたいです。