2004年11月26日(金) 卒業試験II 3日目

3日目して最大の難関。「臨床総論」と「臨床各論」 の日です。

問題数はどちらも約80問。時間は100分程度。ちゃんと時間を計って過去問を解いた人々によると「ちょっとかなり時間が足りない」とのこと。問題が長いのと難しいのとで総論より時間がかかるのです。しかし私は時間を計って解いてはいなかった。そう、ここに落とし穴が・・・

初日の総論と違い、臨床では問題文が少々長くなります。だいたい3〜5行くらい。長いものはもっと長くなります。それを読み、データ(血液検査、画像等)から疾患を推理し、そして質問に答える。私は「まぁ1問1分、んで見直しの時間で20分か・・・」と高をくくっていました。そして試験開始。しかしこれが思った以上に難しい。つーか


マジで難しいんですけど


やばい。全然分からん。なんじゃこりゃ??見たことない問題ばっか・・・と、とりあえず見直しマークつけてあとで見直しに戻ってこよう。ってそれすらできない問題がかなりあるんですけど。・・・と、とりあえず飛ばしたマークつけて後で戻ってこよう・・・

あまりの分からなさに軽くパニックになりながら15問解いた(っていうか見た)ところで15分経過。30問解いた(っていうか見た)ところで35分経過。60問解いた(っていうか見た)ところで80分経過。


・・・あれ?残り20分で20問?


しかも3問に1問は見直しマークついてて、残りの2問に1問は飛ばしたマークがついてる状態で??



や  ば  い



一瞬血の気が引いた直後からヘイスガがかかったかのようなスピードで問題を解く。問題文や選択肢を全部読む時間はないため脊髄反射というアビリティを再び使用。そしてもうひとつのキケンなアビリティ「直感」も使用。そしてちょうど全部の問題をマークし終わったくらいに試験終了の時間が。・・・結局見直しマークがついたところは見直せなかった・・・orz

しかし未だかつてこんなにもできない試験があっただろうか。いや、あった。ウチの大学の入学試験だ。何を隠そう数学が苦手だった私はなんと数学の解答用紙の1枚目が白紙という状態で提出したのです。1行しか書いてないとかそんなんじゃなく、本当に真っ白、完全なる白紙。2枚目とか3枚目にはちょこちょこっと書いた気がしますが、多分20点くらいしかとれてなかったんじゃないでしょうか。なので1次試験に通ってたときには「あれ?なんか自分の番号があるし・・・あ、番号間違えちゃったかな??」と受験番号の確認までしてしまった懐かしい思い出があります。

まぁんなこたどうでもいいんですけど、とにかくできなかったわけです。自信を持って解答できた問題がかなり少ない。こりゃ参ったな・・・しかし今はへこんでいる場合ではない。午後は各論であり、総論よりさらに難しいことが予想されます。・・・いやもうほんとマジで勘弁して・・・

お昼ごはんを食べながらみかと午後の勉強。ひたすら午後の試験の勉強。そしてラストバトル開始。


またしても全然分からん


難しい。難しいから考えにゃならんのだけど、十分に考える時間がない。とはいえ初っ端から脊髄反射と直感で勝負するのは怖すぎる。多少はデータや画像とにらめっこしながら考えよう。・・・って考えても分からん問題ばっかなんですけど・・・

そのとき奴は襲ってきた。試験という戦闘においての最大の敵。そう、奴の名は


睡 魔


コイツの威力はラスボス級です。睡眠不足&昼食後というステータスで、しかも「考えても分からない」状態だと考えながらなんだかぼ〜っとしてきてしまい、気づくとスリプルがかかっている・・・という状況になってきてしまっていたのです。あ、あぶない・・・

しかし後半になるとまたしても寝てる場合じゃなくなり、結局また猛スピードで問題を解く羽目に。一応全部の問題にマークはしたものの、自信ないことこの上ない。よく「手ごたえはどうだった?」って聞かれますがあえて言うならば


コンソメスープ(もちろん具なし)をフォークで引っ掻き回してる感じ?


なんかもうあまりのできなさに呆然としながらとりあえず帰宅。人と一緒に答え合わせをできる状態ですらありませんでした。4割切ってたりしたらどうしよう・・・と思いながら採点。当然褒められた点数ではなかったものの、難易度などを考えればまぁこんなものか・・・といったところでした。

こんな感じで卒IIは終了。次は卒業試験IIIです。なんと2週間ちょいしかないという短期決戦。息切れしそうになりながら頑張ります。